オーストラリアの干ばつ~世界食糧争奪戦へ
先日、深夜 NHKBSで オーストラリアの干ばつ被害の深刻さを冒険家のC.W.ニコルさんがレポートしている番組を見ました。オーストラリアの広大な大地がどこまでも限りなくひび割れ、乾ききっている有様に思わず釘づけになってしまいました。
食料輸出大国・オーストラリアでは2006年、史上最悪の大干ばつに襲われ壊滅的な打撃を受けました。さらに2007年も干ばつが続き、2年連続の干ばつで、水不足に苦しみ、小麦の収穫は激減、その後、備蓄していた小麦も底をつき、代々続いた農地を手放さなければならない農家も続出しているのです。また 大都市シドニーでもかなり厳しい水使用制限、たとえば 車の水洗い シャワー 庭での水まきなどが厳しく制限されて 人々の間で 水使用をめぐるトラブルも頻発しているようです。
政府は農民を支援する「干ばつバス」を走らせ、必死に対応しているようなのですが、この先、地球温暖化が進めば、干ばつは、より頻繁になるとみられています。異常気象へのオーストラリア国民の不安は、去年11月、京都議定書を批准しなかったハワード首相を退陣に追い込み、温暖化対策を全面に掲げたラッド政権が誕生するなど、いかに事態が深刻なのかを物語っています。生活を脅かす危機に、国民の間でも、大きな変化が起きつつあるようです。
さらに このオーストラリアの干ばつによる小麦生産の激減は 日本では ラーメン、うどん、パン、乳製品など食品の値上げラッシュにつながり、シカゴ穀物市場では小麦が史上最高値を記録、日本の国内価格は、この4月さらに3割上昇するなど、世界はかつてない食料争奪戦の時代”に突入したといえそうです。そして、最近の 高級牛肉の需要が急増する “爆食”中国の食生活の大きな変化も さらに資源と食料を巡る激しい争奪戦に拍車をかけそうです。
今後 私たちは とにかく少しくらい高くても 日本国内での自給率が上がるようにしていく意識をもつことがとても重要になってきたのだと思います。日本政府も 国民の食生活(生産者&消費者)のバックアップする有効な政策をどんどん打ち出して目に見える形で自給率をアップしていくことに真剣にかつ迅速に取り組んでいってほしいものです。
そして何より 地球規模の異変をもたらす地球温暖化対策への意識を一人でも多くの私たちがもって、可能な限りのエコアクション(日常生活 政治へむけて)を起こしていくことが大切ですね!
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