ゴビ砂漠での森づくり~モンゴルが生まれ変わる?
最近 日本でも 遠く大陸から 黄砂が飛来して様々な被害が発生していますが、鉄道の線路が砂で埋まってしまったりと深刻な被害が顕著になってきたゴビ砂漠にモンゴル政府による広大な森づくりプロジェクトがスタートしています。
私は 過去に内モンゴルで実施されてきた保水のために紙おむつなどを利用したポプラによる森づくりにはどこか 不自然さと違和感を覚えていましたので、今回も似たようなものなのかと あまり期待せずに傍観していました。
ところが 今回 モンゴル政府より森づくりを依頼された“植樹の神様といわれている”宮脇昭先生(植物生態学者)の森づくりの哲学とは、「本来の植生を調べ、千年生き続ける自然の森を作るといったものであり、無理やり異物を押し付けることなく ありのまま自然の理にかなったこれなら 必ず 砂漠の緑化を成功させ、未来の何かを大きく変えることができるに違いないと思えました。 宮脇先生は、現地で まずそこに本来原生している樹木を探し出すことから始めるのだそうです。そして、今回 樹齢100年を超えると思われるアキニレの老木を見つけることができました。あとは、その付近の土壌を綿密に調べ 植樹後 苗がしっかり水源まで根を張りやすいように 土を掘り起こし、丁寧に土壌改良をおこなっていくのです。
そして なにより まず初めに行うことは、植樹のための その植生にあった樹木の苗木づくりです。
本当に 森づくりというのは 気の遠くなるほど時間と手間のかかるものなのだと つくづく思います。これからも 宮脇先生のゴビ砂漠での植林 楽しみに しっかりと注目していきたいと思います。
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コメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 履歴書の書き方の見本 | 2014年6月 3日 (火) 09時58分