音力・振動力エネルギーの世界へ向けて~速水浩平氏の限りない夢への挑戦
以前 生ゴミから 電気を作る(バイオエナジー社)という 夢のような話を書いたことがありますが、今度は 音や 振動 から発電するということに小学生のころから チャレンジし続けている人がいるということに感激しました。
この方は速水浩平氏、彼のお話によりますと、小学校のとき、理科の実験でモーターと発電機のしくみが逆ということ、つまり、「発電すればモーターが回って、モーターが回れば発電する」ということ。だったら音を出すスピーカーでも同じようにできるんじゃないかな、つまり「電気で音を出せるんなら、音を与えることで電気をおこせるんじゃないか?」という発想です。
彼の頭の片隅には ずっとこの発想があってこの想いを、大学生のときに実際に証明しようと研究したそうです。単純に面白そうだからやってみようと思って・・・最初はもっと簡単にできるだろうと思っていたようですが、現実はそう甘くなく、やっぱり困難そのもの。周りからも「音から発電するなんて絶対無理だ」といわれていたそうです。そういわれると逆に「絶対成功させたい!」という強い気持ちが生まれたそうです。そして 彼はあきらめずに試行錯誤しながら研究に取り組み続けました。
そして 遂にその努力が実って 歩くだけで発電できる「発電床」や、空気の振動を音に変換する「音力発電機」などの開発に成功したのです。現段階では まだまだ実用に至るまでのものではないのですが、近い将来その応用される世界は エネルギー革命そのものだと思われます。
たとえば今実現に向けて進められているものとして道路の電灯。昼間に車が通った振動を利用してエネルギーを蓄電し、夜その電力を利用するもの
その他にも 「駅などに携帯電話の充電スタンドを設置しさせて、歩行者の振動を『発電床』で蓄電して自由に利用してもらったり、靴のかかとに発電素子と携帯電話の予備バッテリーを仕込んでおけば、歩くだけで勝手に充電しておくことができたり、実用化が間近なものとしてはバッテリーレスリモコン(ボタンを押す力で発電)、万歩計(歩く振動で発電)があるそうです。
現代は かなり便利になった社会(事実、一度便利になった社会を後戻りさせることは困難) それを不自由にして無理やりエネルギー問題を解決するのではなく、、今の生活の中で使っている化石燃料からのエネルギーをクリーンな音・振動力エネルギーに少しずつシフトしていき、歩行 生活音 さらには騒音 といった日常生活を送るだけでごく当たり前に生じる副産物から いつの間にか発電できるようにしていければ、無理することなくエネルギー問題を解決することができるでしょう。さらに、CO2削減にもつながるでしょう。
速水浩平氏は 将来の夢をこう語っています。
「既存のエネルギーをクリーンエネルギーにシフトするだけでなく、電気が通っていないような発展途上国に電気を普及することも考えています。夜、ロウソクの火で生活している国や戦争を逃れてきた人々の難民キャンプなどでも簡単に発電できる機械を普及させたいと思っています。最終的には、音力・振動力エネルギーを使って、世界で起こっているいろいろな問題を解決するために少しでも貢献したいです。」
ひとりの人間が小学生の頃に抱いたひとつ発想が 今 こうして 世界中の人々が享受できるであろう素晴らしい新たなエネルギーの世界へ導いてくれようとしています。やはり 人間の抱く純粋な夢の測り知れない可能性って本当に素晴らしいと思います!!
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