17文字に刻まれた父の足跡・・・
先日 兄夫婦が 初孫娘に会い 我が家を訪ねてくれ、本当に久しぶりに われら夫婦と4人 何時間も楽しく おしゃべりすることができました。
両親の他界とともに 兄弟姉妹が相続をめぐって 遂には断絶してしまうといったことがありがちな世の中ですが、われら兄妹はそんなこともなく 以前にもまして 父母の遺してくれた思い出を糧に 人としてよりいっそう精神的に分かち合えるようになったことが 本当に幸せに思えます
兄は とても まめな人で 母が遺してくれた 莫大な手紙や写真を 時間をかけて電子化してくれました。そして 先日 その中のひとつ 母が父の三回忌に記念に編集した俳句の遺稿集「遠花火」を贈呈した方々からのお礼状をスキャンしたものをいくつか メールで送ってくれました。
生前の父との思い出を心をこめてそれぞれに綴ってくださっており、新たな父の人となりを垣間見ることができ 久しぶりにより懐かしく父を偲ぶことができました
物静かで 温厚で 温かく 人を惹きつける・・・
人々にこんな印象を残した父
歯科医だった父は 20年あまり近所の小学校の校医を務めていましたが、その当時の養護教諭の方からのお手紙のなかの一文
・・・検診のとき泣き叫ぶ心障学級の子供をやさしく 一生懸命診てくださったこととても嬉しく思いました・・・
他の人たちへの 父のなにげないやさしい一面
そして 哲学的な 若干難解?な父の俳句・・・
蜘蛛の巣に蜘蛛ひとり居て昏れなずむ
めざし目を悲しきことのために持つ
百日紅その花の間にありしこと
還暦を過ぎた今・・・もしできるなら 改めて父と語り合ってみたいな・・・いったいどんな会話ができるのかな?・・・・
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