京都大学の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞受賞されました。 本当に嬉しいです!!
この虹色の夢でも ちょうど3年くらい前に綴っています。
ただ こんなに早く 異例の若さで 世界的に認められたということは ある意味で 次のさらに素晴らしい何かをもたらす序章なのだろうと さらに大きな期待で胸が膨らみます。
2009年10月26日
iPS細胞~未来へもたらすものとは?
iPS細胞(アイピーエスさいぼう)「人工多能性幹細胞」ってご存知ですか?
最近では 次々に様々な分野での発見 発明 技術革新などが 目まぐるしくて なかなかついていけない感じですが、先日 たまたま ある番組で iPS細胞(アイピーエスさいぼう)というものを取り上げていて、それを世界で初めて作られたという京都大学の山中伸弥教授のインタビューが なにかとっても爽やかで感じのよい方だったので ついつい引き込まれていってしまいました。
この iPS細胞というものは 気の遠くなるほど 無限大の可能性のあるもののようですね。一言で言うならば 大人の皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入するだけで、ほぼ無限に増殖し、神経や筋肉、骨などのあらゆる細胞に変わる胚性幹(ES)細胞(万能細胞)に似たものとなる それが この「人工多能性幹(iPS)細胞」であるということなのだそうです。
以前 同様な働きのある細胞のES細胞が発見されたときには 卵子や猿などの動物の胚などを利用するしか作る方法がなかったため、女性から卵子を取り出すリスクや、受精卵や胚という生命(もしくは、これから生命となる物)を扱うという事で かなり倫理的な問題があっためなかなか研究が進まなかったようですが、山中教授達が開発したこの方法では、人間の皮膚から作られるので、危険性、倫理的な問題などを回避する事が出来るようになったので、論争に関わりなく研究がどんどん進められることになるのだそうです。
番組の中で 脊椎損傷のために 車いすの生活を余儀なくされている患者さんたちの前で 将来 このiPS細胞の研究の成果により 損傷した脊椎が復元され、歩行可能になる日が来るでしょう といった講演を 優しく かつ 慎重に(決してぬか喜びにならぬよう)誠実に語られている姿がとても印象的でした。
このiPS細胞の研究の未来には 現在 苦しみの中で ”生” を営まなければならない数えきれない多くの人々に 当り前の ”生” を取り戻してくれるであろう無限大の可能性潜んでいると思えました。思いがけない負の部分も出て来るかもしれませんが・・・それでもなお・・・・それ以上に・・・・
山中教授は 未来の多くの人々の健康で幸せな姿を描いて 日々努力されている さらに ともに研究を続けている 次世代の若い研究者たちを少しでも良い環境で 研究できるように、その成長を見守ることに真の喜びを感じ、努力し続けていらっしゃる・・・・その姿勢は とてもおこがましいのですが、私が NGO活動を通して 少しでも多くの若者たちにに輝いた心で、 未来で実現するであろう未知の幸せな世界を切り開くことへ胸を張ってチャレンジしていってほしいと願い そのために 力を尽くしていきたいと 強く思うことと重なるのです。
これからも この研究を 楽しみに 心から 応援しつつ 見守っていきたいと思います。
とても素晴らしい講演ですので是非 お読みください
神戸大学入学式における記念講演
京都大学 iPS細胞研究センター長/再生医科学研究所教授 山 中 伸 弥氏
(2008年4月8日、神戸ポートアイランドホール)
「iPS細胞研究で学んだこと」

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